ナマケ時間は自分で作る スケジュール管理について
自分の時間は自分の手の中にあると、前回書いた。
理由は簡単だ。
自分の時間は自分のものだからだ。
他人の時間を私たちはいきているわけではない。
だから、自分の時間を自由に使っていいのだ。
意外に思うかもしれないが、時間がない!と言っている人の中には、ここがわかっていない人が相当数いて、他人の時間に振り回されて疲弊してしまっているのだ。
では、ここで「自分を自由にするスケジュール管理」をご紹介しよう。
「6:4のルール」というのをご存知だろうか?
これは[自分のやりたいこと]6割、[自分のやらなければならないこと]4割という意味である。
つまり、1日あるいは1週間あるいは1ヶ月あるいは1年のスケジュールのなかで、自分のやりたいことに割いてもいい時間が全体の6割、やらなければならないことが4割なので、1日換算ならやりたいこと14.4時間、やらなければならないことに9.6時間割くということになる。
ここで大事なのは、スケジュール管理するときに自分がやりたいことを先にスケジュール帳に書くなり、カレンダーアプリにインプットしてしまうのだ。

この1週間のスケジュール帳を見ていただきたい。 単純に「やりたいこと」(緑)、「やらなければならないこと」(赤)で書いてある。 先に1週間の予定を立てる場合、まず緑色の「やりたいこと」を入れてカレンダーを塗りつぶしてしまおう。 もちろん会社員の場合は、会社に行っている間に「やりたいこと」を入れることは難しいかもしれないが、仕事の中でも自分がワクワクするような仕事であれば別の色で「やりたいこと(仕事)」でもいいわけだ。
その次に「やらなければいけないこと」(赤)を記入していく。 こうして全体を見渡したときに、緑と赤の割合がどうかを見てみるとよい。
これまでの習慣として「やらなければいけないこと」を先にスケジュール帳に記入していた方は、どうしても赤が多くなってしまうかもしれない。 しかし、ここで諦めるのではなく、まず自分のライフスタイルでやりたいこと、やってみたいことを全部書きだしてみることが重要なのだ。 スケジュール帳を俯瞰的に見て、自分のライフスタイルがどちらに傾いているのかをチェックする必要があるのだ。
それがわかってくると、「やりたいこと」(緑)を全体の60%に近づけていくことができるわけだ。 さぁ、自由な時間はあなたの手の中にあるのだ。